韓国の文字入力方法 (Roman)

日常的にパソコンを使っている生活が当たり前になり、手書きで勉強が基本ですが、パソコンで自由に韓国語が入力出来る様になるとますます楽しくなります。

 

ローマン入力でやると発音とあわせて覚えやすくなるので最初に記しました。

韓国の文字は天と地を表現する文字から連なります。日本語の「くち」口 や 「おのれ」己に似た字で線だけでも書けるシンプルなパーツだけで出来ていて、最初はとっつきにくいかもしれませんが、とても覚えやすくできています。

 

ここでは韓国の文字を勉強する上で役立つ方法として

1. 反切表(パンジョルピョ)[韓国語のアイウエオ=カナラダ]の順番を覚える。

   → 辞書を引く時に役立つ

2. アルファベットの発音で覚える
  → 発音は、ブログでも紹介していますがMacなどで韓国語をローマ字入力でタイプする時に
        発音通りに打つので、ローマ字入力で覚えておくと、単語の読み方から入力まで一石2鳥

    で覚えることができる

   ※ローマ字入力よりも2-Set Korean入力の方が早いという方はそちらでも大丈夫です。

 

以上を意識して作っています。
あれもこれも最初は大変ですが続けることで頭に入ります。文字、順番、発音と是非一緒に覚えてみてください。少し我慢して続けたあとは、楽に勉強を進めることが出来ると思います。

 

ハングル文字は右記にあるように子音母音の2つの組合わせ以外にも3番目以降にくる終音があり、これをパッチムと呼びます。パッチムに使われる文字は16文字有りますが、発音は7種類になり、これもあわせて記しています。

 

表にある

HNC Roma と 2-Set Kore はMacでハングルを入力する時の入力メニューの種類です。HNC RomaはHNC Romaja(ローマ字入力)、2-Set Kore は2-Set Korea(カナ入力)を省略したものです。

入力時の設定方法はコチラを参照してください。

 

ハングルの文字の組合わせ
ハングルの文字の組合わせ

2013年2月追記

 

私がMacユーザーのため、ここではMacでの設定方法しかありません。
もしWindowsユーザーでWindowsで韓国語の入力方法を知りたい場合は、下記のサイト

をお勧め致します。 

ソフトウエアは韓国語のダウンロードサイトなので少しだけ難しいかもしれませんが思ったよりは簡単にできます。

 

検索エンジンの舞台裏 (タイトルからは想像がつきませんが韓国事情が色々あります)

 

初音 (最初に使われるハングル)

子音1

最初の発音の音となる基本の子音群

子音2

発音する時に息を吐かずに飲み込む感じで発音する「激音」の子音群


文字 ローマ字
HNC Roma
ハングル
2−Set Kore

+ㅏ

読み
     

k

[ka]
n S [na]
d E [da]
r F [ra
m A [ma]
b Q [ba]
s T [sa]
x D [a]
j W [ja]
c C [cha]
k Z [kha]
t X [tha]
p V [pha]
h G [ha]
文字 ローマ字
HNC Roma
ハングル
2−Set Kore
+ㅏ

読み

     

shift+g

shift+R

[k']

shift+d

shift+E

[d']
shift+b

shift+Q

[p']
shift+s

shift+T

[s']
shift+j

shift+C

[c']

中音 (2つ目にでてくるハングル)

母音

子音の右側に来る母音群です。母音には文字一つの単音母音と二つが組み合わさって発音される二重母音の二種類があります。下記の表では、単音と二重母音を分けて表示も考えましたが、ここでは辞書も引ける様になることを意識しているのでその順番で並べています。 

文字 ローマ字
HNC Roma
ハングル
2−Set Kore
読み
   

a

K [a]
a+i O [æ]
y+a I [ya]
y+a+i shift+O [yæ]
e J [ə]
e+i P [e]
y+e I [yə]
y+e+i D [ye]
o W [o]
文字 ローマ字
HNC Roma
ハングル
2−Set Kore
読み
           

o+a

H+K [wa]
o+a+i H+O [wæ]
o+i
OI
[we]
y+o Y [yo]
u N [u]
u+e N+J [uə]
y+e N+P
[we]
u+i
N+L [wi]
y+u
B [yu]
w M [ɨ]
w+i M+L [ɨy]

終音 (3文字以降にでてくる文字パッチム)

パッチム

パッチムとは「支える」という意味で、子音、母音のあとにまた出てくる子音が発音を加えるパッチムとなります。全部で16個ありますが、発音は7音となります。

 

パッチム子音 発音    パッチム子音 発音 
"案外"のアン   ㄱ ㅋ ㄲ 악, 앜, 앆
"あっか"の[あっ]
"あんこ"のアン

 

ㄷ ㅌ ㅅ ㅆ ㅈ ㅊ ㅎ

앋,앝,앗,았
앚,앛,앟 

"あった"の[あっ]

"あんまり"のアン

 

ㅂ ㅍ

압, 앞

"あっぱれ"の[あっ]

アル

 

 

 

 

最後は初音、中音にでてきた文字の組合わせで、パッチムでも二つが組合わさっています。
こちらも、辞書を引く時には初音、中音とならび最後に終音の順に記載されています。終音はこんな形があることだけを覚えておけば大丈夫です。

文字 ローマ字
HNC Roma
ハングル
2−Set Kore
 

g+s


n+c
n+h
r+g
r+m

r+b

r+s

r+t

r+p

 r+h  

キーボードビューワー

HNC Romaja配列
HNC Romaja配列
2-Set Koreaの配列
2-Set Koreaの配列

One Point Tips

 

母音で最後にある[ ㅢ  ] は、良く出てくる [ 의 ] という文字がよく使われます。
 [ 의 ] は発音でいうと [ うぃ ]の様に発音しますが、実は、

こ日本語の [ は ] と似ていて、使う場合によって発音がかわります。

一番目にくる場合、 例:의자 ( ウィジャ / 椅子 )等の時は [ɨy] 「うぃ」と発音
二番目にくる場合、 例:처의 ( チョエ / 私の )等の時は [ e ] 「え」と発音します。

[更に追記]
今回は例として「〜の」という意味の [ 의 ] を説明に使いましたが、[ 의 ] は口語や軽い会話文の時などは省略して使う場合が多く、「例」として記しています。 

 

 

ご質問などございましたらお気軽にどうぞ。

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